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できれば読んでみてほしい書籍リスト

 初級講座でいくつかあげていますが、そこであげなかったものをいくつか……。

「似たもの法律用語のちがい」法曹会編
 一般の用語としては「どこが違うの?」という類語を、法律学では独自の意味つけをして、もって解釈の紛れをなくするということをしています。その中からいくつかとりあげて説明を加えたものです。新書判で、大手出版社の新書よりは高いけど、法律用語を知るためには最適の本です。

「弁護士の値段」長野義孝監修 朝日新聞社(新書)
 日本弁護士連合会の報酬基準を解説する本なのですが、報酬基準の解説にとどまらず、紛争のパターンを50程度紹介し、それぞれの例でどのように計算するかを示しているので、弁護士に依頼するとどのくらいになるのかよい目安になると思います。

「法情報学」加賀山茂・松浦好治編 有斐閣
 第2章から第4章までは「法律実務家は何をするのか」が一目瞭然にわかるので、それだけで読んで損はない本です。学生に訴状や答弁書、準備書面を書かせてみるというのは、今まではなかなかなかった技法で斬新だと思います。というので裁判所に提出する書面のノウハウとかハウツーではなく、その理論的背景を知りたいという人にもお勧め。