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用意するもの

SE/30

今回の趣旨から言えば必須。
普通のケースを用意したら,難度は相当下がる普通のAT互換機の普通の自作になります。

余談ですが,後側「SE/30」とか書かれているのは実はシールで
はがすと「SE」の表示が出てきました。

中身

マザーボード
今回は,元々のCPUの消費電力が小さい上に,放熱板を直づけしてファンレスにした
VIA社のmini-ITX規格のマザーボード(MLシリーズ)を用意。
SE/30のサイズが底面で22cm四方なので,17cm四方のmini-ITX規格が一番いいと思います。
IDEのケーブルが1本ついてきました。
メモリー
マザーボードにCPUが直付けされているタイプだったんだけど,さすがにメモリーは積んでません。
スロットも1本なので,最大である1GB積みました。
ハードディスク
1回でまともに動く自信はなかったので,家に転がっていたIDE3.5インチ20GBのを利用。
電源
たまたま使っていなかったミドルタワーのケースについていたAT電源(250W)を外して利用。
CDドライブ
これは中身に組み込むつもりがなくて,単純に最初のOS等のインストールの時に楽だろうということで。
液晶ディスプレー
8.4inch(ワイドじゃない)がちょうどいいという情報があったので,
CoCoNet液晶工房
液晶と必要な回路,電源アダプターなど「これで映る」というワンセットを購入。

説明書のとおり試してみたら本当にあっさり映りました。
なお,Mac SE/30は元々ブラウン管を使っているため,
ブラウン管のカーブにあわせてケースができあがっています。
この部分を適宜削ると10.4inchの液晶がぴったりという情報も。
ちなみに実際は先に五州貿易というかその通販部門から
Mac改造用との触れ込みの液晶のセットを購入したんだけど,全然映らないし,
メールで問い合わせてもなしのつぶて。
……ジャンクを扱っている訳じゃないんだけど,正統なジャンク屋の系譜を継ぐ店で,
詳しい人ならともかく,私のような素人がおつきあいできる店ではなかったんだと反省。
というので私のような初心者はCoCoNet液晶工房さんをお勧め。
電源スイッチ・リセットスイッチ
マウス
こだわりがないので,余っているものを適当に使います。
マザーボードにPS/2マウスのポートがあるので,PS/2マウスで余っているもので。
キーボード
Happy Hacking Keyboard!
とりあえず家で使っているものでテストします。

資材

角材
10mm角1mにカットされた角材2本と5mm×10mm角1mにカットされた角材3本を使用。
本当なら金属なりプラスチックなりを使う方が筋がよさそうなんだけど,
工作が苦手な私がやる以上,加工しやすいということで木にしました。 ちなみに今は全部10mm角でいいんじゃないかなあと思っています。
ねじ
直径2.4mm,深さ8mmのねじを選択。
マザーボードにあいている穴から逆算。
ワッシャー
直径3mmのを選択。
一般論だときちんとしめるためには必需なんだけど,
私の場合,マザーボードを固定するためには直径2.4mmのねじじゃだめじゃないの?
だけどもっと太くしたら角材も太くしないと……。というので買ったにすぎません。
結果的には正解だったと思います。
接着剤
ボンドウルトラ多用途SUクリヤーを用意。
24時間たつと水分を吸って透明な軟質ビニールみたいになってくっつけるという仕掛け。
私がやってもよくくっついています。
瞬間接着剤とかでもうまくくっつけたためしがないのに……。
随所で大活躍。
両面テープ
仮止めでいい場所はこれで固定。

工具

マックオープナー
世の中には2種類くらいあるそうだけど,いわゆるクラシックMacをあけるための道具を買いました。

ちなみにネットで調べると,なくてもあけられるよとして代替方法を紹介しているところがあるので,
その方法でやれば用意しなくてもよし。
トルクスドライバー
Macの本体ケースと前面ケースとをつなぐねじは
トルクスと言われる「+」でも「−」でもない「*」型のねじを使っている模様。
なんでもこの方がネジ山をつぶす危険が少ないらしい。
これも専用のを買いました。

これまたネットで調べると,代替方法を紹介しているところがあるので,それでうまくいけば不要。
カッター
角材を切るための大きめのカッターとして OLFA Nyper H を,Macのケースを切るために OLFA P-CUTTER 800 を用意。
普通のカッターのように OLFA P-CUTTER 800 を使うときれいに仕上がると思い込んでいたのが敗因(笑)。
のこぎり
さすがに10mm角の角材はのこぎりで切った方が早い。
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