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本体ケースに穴をあけたりする

本体側には,電源,HDD,マザーボードが配置されることになります。
スペース的にはCDかDVDドライブも置けそうですが,
あんまり使わないだろう,使う時は別の機械とネットワーク組んでそれで使えばいいやんと思い,
あえて入れていません。

ミドルタワー風に配置するならマザーボードはたてに置きます。
でもその案は割と早期にやめました。
というのは Mac SE/30 のケースって前面をはずすと中をいじれるのですが,前面しか開いてないので,
マザーボードを縦に設置する際,それをどうやって固定しようかという問題が起きるんですね。
一般的なミドルタワーは側面が開きますから縦に設置してねじ止めするのがむしろ自然です。
だけど Mac SE/30 のケースは側面が開いていないので,ねじ止めが特に奥の方で困難になると判断。
Mac SE/30はマザーボードを底面に置き,その上に電源とかHDDとかその他中身を配置しています。
しかしそれはプロによる金属シャシーの加工があってこその話。
私のような素人がやれば,いつか固定が外れて電源やHDDがマザーボードの上に墜落ってことになります。
そんな危険を冒すわけにはいきません。
そこで底面は電源を置き,側面との隙間にHDDを置きます。
本当は水平に置きたかったのですが,それをするためには電源の上マザーボードの下におかなきゃいけない。
それも面倒だし,
友人宅から家に来たSONY VAIOのミニタワー機がHDDをコネクターが上に来るように縦置きにしていたので
えいやとばかり,コネクターが前に来るように縦置きにしました。
そうすると底面が電源とHDD,その上にマザーボードを水平置きという配置になりました。
さてマザーボードをどうやって水平に固定しようか。
Mac SE/30の内部の底面はほぼ220mm四方。一方mini-ITX規格のマザーボードは170mm四方。
この5cmをどうするか……。

まず10mm角の角材を185mmの長さに切ったものを2本用意します。
これを内部の左右の側面それぞれに高さ10cmになるように奥にくっつける形で接着剤で接着します。

次に同じく10mm角の角材を220mmの長さに切ったものを2本用意します。
これはマザーボードにねじ止めします。
ねじ止めする際には外部端子を奥の方においてマザーボードの右端にあわせ左右方向に角材をねじ止めするイメージです。
もし右端にあわせないではみださせれば,まるで神輿のようになる。
奥の1本は左の穴だけねじ止め。(右の穴は若干手前にあるので両方で止めるとななめになってしまう。)
手前の1本は左右の穴でねじ止めします。


次に電源部分とマザーボードの外部端子部分に相当する本体ケースの奥側をプラスチックカッターで切り取ります。

マザーボードにはたいてい外部端子の保護とケースとの隙間を埋める両方の目的で金属カバーがついているので,
それを目安に私は切り取りました。
カッターで溝を作るように地道に削っていって……。
地道にできな〜い!
(このあたりが図画工作苦手なゆえんか。)
説明書見ると薄くなった時点で力をかけて折るみたいだし,
ネットで調べると薄くなりすぎて穴があくくらいの箇所が出たら,
あとは普通のカッターで切り離すしかないなんてことも書いてあったりして,
カッターの背を金槌代わりにしてたたいて無理矢理割ってしまいました。
なもんでよく見るとひびがはいっていたりして……。

マザーボードを実際にはめてみて,
たぶん左右高さ10cmに接着した角材にまだ1cm前後のゆとりがあるはずだから,
そこに10mm角の角材長さ220mmを貼り付けて,マザーボードが前後方向に動かないように仕掛けます。


とはいえ,現実はそう甘くはありません。
外部端子分の穴は若干下にずれていたらしく,そのままでは入らないので,
いったんマザーボードにねじ止めした2本の角材のうち外部端子側の1本は使うのやめました。
そうしたらMacのケース(約1mm程度の厚さがある)にひっかかって,
それなりに固定されたのでした。

今後の課題

やはり奥側の処理でしょう。
今回は必要な部分だけを開けましたが,
一方で普通なら端子などで処理するところを,全部延長コードの片端を全部むきだしにして……としています。
仕上がりの汚さの最大要因ですね。
いっそ(のりしろ10mmを残して)全部切り取ってしまい,
アクリル板とか普通の木材とか加工のしやすい金属板とか穴開き基盤なんかで埋めてしまう。
その際端子とかはきちんと設置してしまう。
そういう方がいいと思います。

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